マンションで実際に起こった小さな物語…エントランスのガラスがあまりに透明で美しく、鳥には判別できず、ぶつかって怪我をしたのがきっかけで…

小さな鳥、メジロが怪我を…
勇気をもってある提案を!
素晴らしいね!
この日はマンションの住人と小鳥のエピソードを紹介しました。
これは世田谷にあるマンションで実際に起こった小さな物語です。
マンションは新築で4階建て。決して大きくはないのですが、
中庭があり、花と緑も豊かな建物です。
なんと言っても、特徴はそのデザイン。
一階のエントランスには巨大な円形の窓ガラスがあり、
マンションの外から見ると、中庭と、
その向こうに広がる青い空がキレイに見えます。
建てられて間もないころはドラマの撮影にも使われたことがありました。
ある日、子供たちがマンションの入り口でしゃがんでいました。
何かと思い管理人さんが近づくと、
小さな鳥、メジロが怪我をしていました。
メジロは
スズメ目メジロ科メジロ属の鳥で、
和歌山県と大分県の県鳥に指定されています。
名前の由来にもなっている目のまわりの白い縁取りが特徴的で、
英語でも”White-eye”と呼ばれてますよ。
引用元:https://pepy.jp/22013
エントランスのガラスがあまりに透明で美しく、
鳥には判別できず、ぶつかって怪我をしたようです。
そのあとも、何度か、怪我をしたメジロが発見されました。
外観のデザインが目を惹くオシャレなマンション。
マンションの購入は、一生の大きな買い物です。
このデザインだからと購入を決めた人がほとんどでした。
マンションの理事会の人たちは悩みました。
そして、勇気をもってある提案を、
住民のみんなにすることに決めました。それは、
「鳥のためにガラスを、
中庭が見えない擦りガラスに変えること」
これには予算もかかります。
なにより自慢の景観が大きく変わっています。
運命の日。住民の集会。
すりガラスの提案を静かに聞いていた住民たち。
賛成の意見をつのると…。次々に手があがり、
なんと満場一致ですりガラスに変えることになったのです。
もう、ドラマの撮影には使われないかもしれませんが、
今では春になると、
鳥たちの声が聞こえてくるマンションに生まれ変わったのでした。
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